オチがない話をします。

 

今から書くものは、いわば私の "気持ちの整理" みたいなものです。ゆるゆると 自分の気持ちに正直に書いてみます。驚くほど長くなるのでやめるなら今のうちです(?)

 

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なにわ男子ができて1年と8ヶ月。最初は驚きの気持ちのまま時間が過ぎていって、時間が過ぎていくうちに気持ちも落ち着いてきて、他にもグループができて、それぞれのグループがそれぞれの個性を見つけ出して、他のメンバーも道を見つけ出した。結成後1年くらいだろうか、ほんとうに怒涛に過ぎていって、なにわ男子を応援することが正義だと思って走ってきた。今もそれは嘘だったと思わない。

 

でも、結成1年後くらいからふとした瞬間に、わたしが好きになった丈くんがいないことに気づいてしまう機会が多くなってきた。かっこよくて、ダンスが上手くて、センターにいて、可愛いことなんて恥ずかしくてできやしない、後ろの列にいてもカメラに映りこんじゃうし、周りが困るくらいボケ倒すのが大好きな丈くん。思い返してみればそんな丈くんが好きで好きでたまらなかった。そんな丈くんを好きになった。でも今はどうだろう。キラキラの衣装を着て、かわいいをやってのけて、ボケることよりも回すことを優先してしまう。普段から遊んでるような仲良い人と笑い合う瞬間は見られなくなって、ステージの1番前だけど端っこにいる。「なにわ男子の藤原丈一郎」になった。このことが決して嫌なわけではない。むしろ喜ばなきゃいけない事実だ。

何が言いたいかというと、

 

 

正直寂しい。

 

もちろん、なにわ男子になっていいことはたっくさんあった。むしろいいことが多すぎて情報過多でキャパオーバーしそうなくらいだ。なにわ男子になって欲しくなかったわけではないし、全国テレビに出るなんて思いもしなかったし、まさか関東で公演するなんてことも、ましてや全国ツアーするなんてことも、誰が考えてた?夢のまた夢だと思ってた。

 

丈くんの維新や日刊を読んで、過去のことをこんなに振り返ってくれてるのはもう 過去は過去 として割り切れているからだろう。私だってそのつもりでいた。丈くんが「なにわ男子で頑張る」と言ったから、その言葉に従うしかないのだと、あの頃から自分を律していた。いや、今でもそうだ。でもわたしは弱い人間だから 幾度となく過去を振り返ってしまう。私が好きになった彼はいない。新しく生まれ変わった彼だと。でも、今の丈くんが嫌いなわけではないよ。決して。今もだいすき。

 

そんなことをぐるぐると延々に考えていたときにやってきた「青木さん家の奥さん」という舞台。丈くん、おおはしくん、末ちゃん、リチャ。なんとも懐かしい4人だ。そして大好きな8人のうちの4人だ。内容もアドリブが満載のボケ合戦状態。面白くないわけがない。面白くツッコんでくれるリチャと末ちゃんがいる。そんな安心しきった中で、嬉しそうにボケ倒す丈くん。それを見て、

 

「ああ、こんな丈くんを私はずっと探してたんだ。」

 

って思ったら涙が止まらなかった。楽しくて面白い舞台なのにこんなメソメソしてごめんね。丈くんは昔から器用な人じゃないから、なんでも努力して力をつけてきたんだよね、きっと。例えば、ダンスや歌。お笑いだってそう。1つ1つに時間をかけてきた人だからこそ、とっさに出る言動って苦手なんだと思う。ボケが上手い方に転がらないときだってあるし、焦ったときに足元ふらついたり、咄嗟にやったダンスがヘタクソだったりする。そんな"ポンコツ"丈くんがいる空間が心地よかったというか、「そう!これこれ!」と思ってしまった。

 

グループを組んでから、もう"昔の丈くん"を見れないと思っていたのに、なんだ、私の好きな丈くんってまだいるんじゃん。って苦しくなってしまった。

 

この舞台を見てから、私の気持ちはなにわ男子と逆方向に向かうばかりだった。自分でもこんなにめきめき成長している彼らを応援しないなんて、いつかきっと後悔するって思ってた。今までの丈くんを見れないこの状況に違和感を覚えてしまったし、デビュー!デビュー!とギラついてた丈くんの闘争心に少し疲れていたのかも。

 

そんなモヤモヤを抱えて生活してきて、この自粛期間に入り、今までよりこのことについて考えるようになった。いろんな人を見てきて、"人は変わる"って分かってたはずなのに、私は丈くんに変わらないでと願っていたみたい。そんなのエゴでしかないのに。8歳で事務所に入って人生賭けてこの事務所にいるんだから、チャンス掴みたいよね。そんなこと、前から分かってたはずなのに。腹括ってたはずなのに。8人はもう揃わないのに。でも、ごめんね。私は8人がいた日々を忘れてあげられないんだ。あの一瞬を、いつまでも忘れることができないんだ。

 

周りを引っ張っていこうとしてるところ、周りから頼られてること、一応分かっているつもりです。小さい頃からずっとお兄ちゃんたちに可愛がってきてもらった分、今は自分が後輩を可愛がってることも分かってるつもり。好きな野球のお仕事をたっくさん頂けて、新しい目標もたくさんできたね。周りの環境がガラッと変わって、今までやってこなかった立ち回りをするのは大変だし、そのポジションは誰にでも出来ることじゃない。だからこそ、じょうくんにはそこも完璧に出来るようになってほしいし、うまく出来るように、周りの6人にも頑張ってほしい。それを死ぬほど待ち望んでるし、応援したい。だからうまく行かなかったときは昔を引き合いに出してしまうかもしれない。真っ直ぐな気持ちで応援できるように、私もがんばります。

 

なんにも解決してないし、答えも見つかってない。でも、私は私なりに好きでいようと思います。結局ね、自粛期間にじょうくんが出してくれた動画は全部見ちゃって、ぜんぶ見終わったあとに"好き〜〜!!"って叫んじゃってるよ。7人が並んでても、そう思えるといいな。もしこのモヤモヤが晴れたら、走ってじょうくんを追いかけるからね。

 

私の中で結局はっきりとした答えは見つかってないけれど、ここらでひとつ気持ちを整理しておきたかったので残しておきますね。オチがないお話でした。未来の私が、このながーい文章を読んで 鼻で笑ってるような、こんな日もあったなと懐かしめるような、そんな未来であるといいな。

 

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